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WBA世界バンタム級タイトルマッチ アントニオ・バルガス対ジェシー・ロドリゲス

(写真左より)ジェシー・ロドリゲス、アントニオ・バルガス

激闘型王者 vs 万能型スイッチヒッター
3階級制覇狙うロドリゲス

 デビューから23連勝(16KO)を収めているジェシー・ロドリゲス(26=アメリカ)が、フライ級、スーパー・フライ級に続く3階級制覇を狙ってWBA世界バンタム級王者のアントニオ・バルガス(29=アメリカ)に挑む。戦前のオッズは16対1、ロドリゲスが圧倒的に有利と見られている。

比嘉大吾とダウン応酬の激闘を繰り広げたバルガス

 2016年リオデジャネイロ五輪フライ級ベスト8の実績を持つバルガスは、トップランク社と契約して2017年2月にプロデビュー。10連勝後、長身の相手の右ストレートを被弾して1回KO負けを喫したが、これがプロでは唯一の黒星だ。2024年12月にはWBA暫定世界バンタム級王座を獲得し、のちに正王者に昇格している。その後、堤聖也(角海老宝石)と正王者、休養王者と入れ替わりながら現在は正王者として認定されている。昨年7月には来日し、比嘉大吾(志成)とダウンを応酬の激闘を繰り広げ、辛うじて引き分けでベルトを守った試合はファンの記憶に残っているはずだ。テクニックも備えてはいるが、ラウンドが進むにつれて攻撃中心になることが多く、比嘉戦がそうだったように結果として激しい打撃戦になることが多い。戦績は22戦19勝(11KO)1敗1分1無効試合。

近い将来、井上尚弥への挑戦が期待されるロドリゲス

 「Bam」の愛称で知られる挑戦者のロドリゲスもアマチュアを経て2017年3月にプロデビュー。初陣はミニマム級で、その後はライト・フライ級~フェザー級オーバーの体重で戦ったこともあるように体重を上げ下げしながらキャリアを積んでいった。
 2022年2月、代役としてWBC世界スーパー・フライ級王者のカルロス・クアドラス(メキシコ)に挑み、ダウンを奪って判定勝ち。22歳で世界一の座についた。V2後、フライ級に下げてWBO王座を獲得し、次戦ではIBF王者に勝って王座統一も果たした。
 それを機に再びスーパー・フライ級に転じ、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)にボディブローで7回KO勝ちを収め、WBC王座を獲得するとともに評価を大きく上げた。初防衛戦ではWBC暫定王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)を3回TKO、次いでWBO王者のプメレレ・カフ(南アフリカ)を10回TKO、そしてWBA王者のフェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)を10回KOで討ち取り、3団体王座統一を成し遂げた。今回はそれらの王座を返上してバルガスに挑む。
 基本はサウスポーだが、機を見て右構えにチェンジすることもあるスイッチヒッターで、瞬間的に立ち位置を変えて左右の強打を打ち込む器用さを備えている。戦績は23戦全勝(16KO)。近い将来、井上尚弥(大橋)との対戦が期待されている軽量級のスター選手だ。

バンタム級でパワーやテクニックは通用するのか

 オッズは16対1でロドリゲス有利と出ている。ロドリゲスが挑戦者の立場でなければ「ミスマッチ」と批判されそうな数字だ。それほどロドリゲスの評価が高いという証左といえよう。
 オッズのとおりスピードやスキル、ボクシングIQなど多くの部分で勝るロドリゲスが圧倒的有利であることは間違いない。その一方、体格で勝るバンタム級のトップを相手にパワーやテクニックが通用するのか、体力負けする危険はないのか、被弾した場合は耐えきれるのか、など試される点があるのも事実だ。はたして「Bam」は井上尚弥を脅かす存在になるのかどうか、この試合である程度の見通しは立つはずだ。

<TALE OF THE TAPE  両選手のデータ比較表>


  <バルガス> <ロドリゲス>
生年月日/年齢 1996年8月15日/29歳 2000年1月20日/26歳
出身地 ヒューストン(アメリカ テキサス州) サンアントニオ(アメリカ テキサス州)
アマチュア実績 2016年リオ五輪8強 2015年世界ジュニア選手権準優勝
アマチュア戦績 130戦123勝7敗  
プロデビュー 2017年2月 2017年3月
獲得世界王座   IBF、WBOフライ級
    WBA、WBC、WBO S・フライ級
  WBAバンタム級  
プロ戦績 22戦19勝(11KO)1敗1分1NC 23戦全勝(16KO)
KO率 50% 70%
世界戦の戦績 2戦1勝(1KO)1分 9戦全勝(6KO)
身長/リーチ 166㎝/168㎝ 163㎝/170㎝
戦闘スタイル 右ボクサーファイター型 左ボクサーファイター型
    (スイッチヒッター)
ニックネーム   「Bam」

「THE RING」 パウンド・フォー・パウンド10傑


1 井上尚弥(日本/大橋)
2 オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)
3 シャクール・スティーブンソン(アメリカ)
4 ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)
5 デビッド・ベナビデス(アメリカ)
6 ドミトリー・ビボル(キルギス/ロシア)
7 中谷潤人(日本/M.T.)
8 デビン・ヘイニー(アメリカ)
9 ジャロン・エニス(アメリカ)
10 オスカル・コヤソ(プエルトリコ)

◆[WOWOW エキサイトマッチ 放送・配信情報]◆


エキサイトマッチ~世界プロボクシング
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
アントニオ・バルガス vs ジェシー・ロドリゲス

8/10(月)午後9:00 WOWOWライブWOD


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