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バルセロナが天敵バイエルンを迎える名門対決!解説・坪井慶介氏の注目ポイントも【プレミアムマッチ Matchday 3 プレビュー】

 WOWOWで独占生中継するUEFAチャンピオンズリーグ2024-25は、日本時間10月23日(水)~24日(木)にリーグフェーズのMatchday 3が行われる。
 WOWOWでは各節で絶対に観ておくべき、注目の1試合を「プレミアムマッチ」としてお届け。キックオフがもっと待ち遠しくなる試合前のコンテンツやデータはもちろん、試合週の金曜日に放送・配信の『チャンピオンズリーグダイジェスト!』では解説者による深掘りレビューを行う充実のラインナップをご用意する。

 リーグフェーズMatchday 3のプレミアムマッチはこちら。

10月24日(木)午前3:50 バルセロナ vs バイエルン

 前身のチャンピオンズカップ含め、UEFAチャンピオンズリーグを5回以上優勝したことがあるクラブは5クラブしか存在しない。レアル・マドリード(15回)、ミラン(7回)、リヴァプール(6回)、そしてバイエルン(6回)とバルセロナ(5回)だ。そんな欧州を代表する名門中の名門が相まみえるビッグマッチがリーグフェーズで実現した。

 バルセロナとバイエルン、この2クラブの関係を語るうえで切っても切り離せない言葉が「相性」だろう。過去15度対戦した欧州カップ戦での戦績はバルセロナの2勝2分11敗。

 2-8という衝撃的なスコアが記憶に残る2019-20シーズンを思い浮かべる人も多いだろうが、実はその後も4度の対戦があり、いずれもバイエルンに軍配。その4試合ともバルセロナは無得点に終わっている。

 しかしバルセロナにとって悪いジンクスばかり、というわけでもない。バイエルン相手に挙げた2勝はペップ・バルサの全盛期2008-09シーズンと、そのグアルディオラが相手の指揮官としてベンチに座っていた14-15シーズン。いずれもその後、バルセロナがCL制覇をしているのだ。圧倒的に分が悪い相手を破るからこそ、優勝にむけて弾みがつくといったところだろうか。

 バルセロナとバイエルンの因縁については、WOWOWオンデマンドで配信中のマッチプレビューで特集している。大一番を前に過去の対戦を振り返っておくと、より試合を楽しめるはずだ。

 今季の両者はここまでチャンピオンズリーグでは1勝1敗。前半に退場者を出してしまいモナコ相手に敗戦スタートとなったバルセロナは、ホームでのMatchday 2でヤングボーイズに5-0の大勝。逆にバイエルンは初戦でディナモ・ザグレブを9-2と蹂躙したが、次戦でアストン・ヴィラに0-1と足元をすくわれた。

 ベスト16へのストレートインはリーグフェーズ8位までが対象となる。上位をキープしておくためには勝利が求められるMatchday 3での両者の戦いは、テア・シュテーゲンの負傷離脱により今夏の引退から一転、現役復帰をしてバルセロナに加入したGKシュチェスニーや、中足骨の骨折から復帰が近いとされる伊藤洋輝のCLデビューは訪れるのか、など新加入選手の動向にも注目したい。

 ただ、やはり今回の対戦で最も焦点を当てるべきは、衰えを知らぬ2人のストライカー対決だ。

バルセロナ注目選手:レヴァンドフスキ

 在籍8シーズンで375試合344ゴール。バイエルンで金字塔を打ち立てたレヴァンドフスキは、バルセロナ移籍後もその得点力に陰りを見せることはない。

 加入から2シーズンで59ゴールを挙げたストライカーは、8月に36歳を迎えた今季、以前にも増したペースでゴールを量産している。

 今季開幕戦のバレンシア戦で2ゴールを挙げると、その後もコンスタントにゴールを積み重ね、リーグ戦10試合で12ゴール。さらにCLの2ゴールを合わせると公式戦12試合14ゴールという暴れっぷりだ。

 その活躍は今季から指揮を執るフリック監督の存在も大いに影響しているだろう。かつて共闘したバイエルン時代には、在任時に71試合で83ゴール。レヴァンドフスキの活かし方を熟知する新指揮官と再びタッグを組み、彼の持つ天性の決定力はベテランの域に入った今も健在だ。

バイエルン注目選手:ケイン

 加入初年度の昨季、リーグ戦32試合36ゴールでブンデスリーガの得点王に輝き、欧州各国リーグ戦の最多得点者に贈られるヨーロッパ・ゴールデンシューを受賞したケイン。唯一の心残りは、それらのゴールがタイトルに結びつかなかったことだけだろう。

 受賞式で本人が「タイトルを獲ることも重要」と述べたように、今季の照準はもはや個人賞ではなく、大会のトロフィーを得ることにあるようだ。

 今季のケインは公式戦10試合で13ゴール。9月15日のリーグ戦で今季初のハットトリックを記録すると、その3日後のCL初戦ではPK3本を含む4得点を挙げた。さらには直近のリーグ戦でもハットトリックを達成するなど、固め撃ちで数字を伸ばしている。

 序盤戦の大一番ともとれるバルセロナ戦は、得点を量産できたこれまでの相手とは異なり生易しいものではないだろう。厳しい戦いこそ、得点でチームを助ける。いまだクラブとしては無冠の名ストライカーは、「勝たせるゴール」でバイエルンを勝利に導き、31歳にしてもう一皮剥けるのか。

⚫︎試合の見どころ
どちらもボール保持をするチームだと思うので、どちらがその主導権を握るかどうか非常に楽しみです。

⚫︎両チームのキーパーソン
バイエルンはキミッヒ。キミッヒがCB間やSBが開けた外側など、プレッシャーのかからない位置でボールを受け、決定的なパス供給をできるかどうかどうかが非常に重要だと思います。
バルセロナの方はペドリ。キミッヒとは違い、ライン間や隙間隙間で受けてリズムを作れるか、または前向きになりゴールに直結するパス出しが出来るかどうかが非常に大事になると思います。

さらに、組織を壊す「個」にも注目。バルセロナはラミン・ヤマル、バイエルンはオリーセ。この2人の突破力、カットインからのシュートにも期待したいです。

【放送・配信情報】

バルセロナvsバイエルン : Matchday 3

解説:坪井慶介 / 実況:西岡明彦

10月24日(木)午前3:50 WOWOWプライムWOD

 なおバルセロナvsバイエルンの一戦は、10月25日(金)午後11:00配信の『チャンピオンズリーグダイジェスト!』でも、解説の増嶋竜也氏とともに徹底分析する。

【放送・配信情報】

チャンピオンズリーグダイジェスト
リーグフェーズ Matchday 3

MC : 薮宏太 / 解説 : 増嶋竜也 / 進行 : 宮脇美咲 / ハイライト実況 : 柄沢晃弘

10月25日(金)午後11:00 放送・配信開始 WOWOWライブWOD

また今後の「プレミアムマッチ」もご紹介。Matchday7までの各節で、絶対に見逃せないビッグマッチはこちらだ。

Matchday 4 : インテルvsアーセナル

Matchday 5 : リヴァプールvsレアル・マドリード

Matchday 6 : ユヴェントスvsマンチェスター・シティ

Matchday 7 : パリ・サンジェルマンvsマンチェスター・シティ

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