WOWOW 10/12(土)独占放送・配信 「木に梨はなる 真夏の大収穫祭2024 ~みんなのアートミュージック~」
表現者・木梨憲武が仲間と創り出す「木に梨はなる」には笑いと感動、そして新しいアートとの出会いがある!
放送・配信を前にレポートが到着!
7/14~15に、TOKYO DOME CITY HALLで「木に梨はなる 真夏の大収穫祭2024~みんなのアートミュージック~」を開催。タレントでミュージシャン、画家などとして活躍するマルチな表現者・木梨憲武がホストとなり、お笑い芸人、アスリート、アーティスト、パフォーマーなど、各界で活躍するゲストが筆となり、その場でアートを創り出す新感覚な内容だ。
本番では、木梨が台本や司会進行そっちのけで、アーティストたちとのコラボレーションを行い、笑いとともにさまざまなアートを目の前で生み出し続け観客を驚かせた。その模様を10/12(土)午後7:00からWOWOWで独占放送・配信するのに先駆け、ここでは2日間の様子をレポートする。
会場の入り口を入った瞬間から、このイベントはスタート。通路には木梨が交流を続けるアートセンター&福祉施設「やまなみ工房」(滋賀県甲賀市)のアートをはじめとするさまざまな作品が観客を手厚く出迎えてくれた。
観客の期待が膨らむ中、オープニング映像が流れ始めると、いたずらっ子のような笑顔を浮かべた木梨が、「引いたら負け(笑)"温かい目"で見てください」と開会を宣言。にわかに、ドラムの猛々しい音が場内に轟き始め、真っ白な衣装に身を包んだ先鋭パーカッショニストによるドラム隊「SPLASH FIVE」のパフォーマンスがはじまった。ドラムを叩くと、その飛沫がライトに照らされて幻想的な光景を創り出す趣向で、そこへ木梨が姿を現すと、割れんばかりの拍手が起こり、「GG STAND UP!! feat.松本孝弘」をパワフルに歌いイベントのはじまりを改めて告げた。
続いては、ワールドチャンピオンのタイトルホルダーで、世界的ダンサー・Miyuとのコラボレーション。高速ステップで知られる彼女の足に絵の具をつけ、その"世界一の足"を絵筆の代わりにアートを描くというアイデアがなんとも木梨らしい。華やかなEDMに乗りながら、荻野目洋子が登壇。大きな拍手の中、木梨がプロデュースし、所ジョージが手がけた「Let's Shake」を歌うと、それに合わせてMiyuがダンスペインティングを行うという贅沢なコラボレーションが展開。さらに大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー」に合わせて木梨もご機嫌にダンスするなど、こうした自由度の高さや、親しい間柄のゲストとのやりとりもまた、このイベントの楽しさと言えるだろう。2日目には、木梨と所ジョージがほれ込んだ若手演歌歌手・新浜レオンが加わり、「捕まえて、今夜」を歌唱しはじめたのだから、観客は大いに盛り上がるほかない。本来ならばここには木梨はいないはずだったが、愛弟子を見守りたい一心なのか、いたずら心なのか...。歌唱する間、ずっとちょっかいを出し続け、新浜を困らせていた。「全てあげよう feat.木梨憲武」でデュエットも実現。ここでは、新浜の衣装に絵の具をたっぷりとつけ、得意のパフォーマンス"膝スラ"でアートを描くという実験も試みられた。見事なスライディングぶりに、場内から拍手が沸いていた。
その後を受けたのは、私立恵比寿中学と、2日目はLIL LEAGUE from EXILE TRIBEが登場し、パフォーマンスと連動したプロジェクションマッピングを映し出すという新感覚のコラボレーションも展開された。
ここからは、4月に放送された番組内の企画でもある、お笑いとサッカーによるコラボアート。芸人カミナリの「漫才ど突きアート」や体操芸人・オラキオ、クロちゃん(安田大サーカス)、コカドケンタロウ(ロッチ)によるコント×アートを展開。「サッカーアート」では、アリーナ席中央に造られたステージに移動し、1日目は元サッカー日本代表の城彰二、2日目はこちらも元サッカー日本代表の福田正博と大久保嘉人が参戦。絵の具を塗ったボールを蹴り、ステージ上のボードにアートを描くというもので、通常のサッカーボールと違うため、最初は戸惑う様子も、そこは元日本代表。しっかり軌道修正してシュートを決めた。一方、木梨は、「(観客が)欲しがりばっかり」と笑いながら、ステージとは全く違う方向へ蹴り上げ、スタッフを慌てさせた。「ボール蹴って会場の壁を汚すと"出禁"になっちゃうから!」と司会役の竹山が大慌てしながら木梨を制しようと必死。ある意味で神がかったやんちゃぶりを大爆発させていた。
会場を沸かせた後は、アート×音楽で魅せていくセクション。木梨が、作品や作家の人柄に惚れ込んでいるという「やまなみ工房」のアーティストたちが、音楽ライブに合わせて作品を制作していくというコラボだ。1日目には木梨と古い付き合いの大御所歌手・松崎しげるが名曲「愛のメモリー」、2日目にはやまなみ工房と交流のある宇崎竜童が「生きてるうちが花なんだぜ」を披露。その横では墨絵画家の岡元俊雄が、寝そべりながら力強くも美しいバラの絵や宇崎の似顔絵を描き、オリジナルの地蔵で知られる山際正巳はもくもくと粘土で地蔵の製作を続けていた。これも木梨との信頼関係のなせる業に違いないと、なんともドラマチックなコラボレーションとなった。
そんなイベントのシークレットゲストとして、所ジョージとヒロミが舞台に現れると、熱狂的な拍手が沸き起こった。その様子に気を良くした所は「やっぱり湧き方が違うね」とご満悦。さらに木梨が加わると、ゲスト2人に絵の具を投げかけ始めたではないか。ヒロミは「ママに怒られる」と逃げていたものの、途中から観念し、ヒロミまでもが所に絵の具を投げかける始末。三人が、大人を手放して遊び合っている姿がなんとも楽し気で、不思議とあったかい気持ちになった。
するとDA PUMPのISSAとKIMIも参加。DA PUMPのために所と木梨が手がけた「サンライズ・ムーン ~宇宙に行こう~」を披露すると、木梨やヒロミらも踊りに加わった。続く「U.S.A」では、ダンスの輪に所も加わり、会場を驚かせた。ダンスを楽しむ所ジョージが見られるなんて、まさにこの「木に梨はなる」ならではの驚愕の光景だろう。
2日目には、長州力がマイペースに登場。長州は「下手だけど、描くのが大好き」なのだという。木梨は「帰らざる日々」(アリス)を歌いだし、それに合わせて長州が即興で絵を描いていくというコラボアートを展開。描いたのは、長州がそばで横顔を見てきた、アントニオ猪木、その人だった。腕に絵の具を塗り、自らが描いた絵画にラリアットを決めると、会場から歓声と拍手が起こったのだった。
さらに2日目にはサプライズとして、ドラマ「春になったら」で木梨と親子を演じた俳優の奈緒をはじめ、光石研、筒井真理子が客席からステージへと招き入れられた。奈緒が「隣で光石さんが(緊張で)ずっと情緒不安定だった」と明かすと、木梨は「同い年のじじい」と光石を呼び、会場からは笑いが。光石の緊張をほぐす場面もあった。
筒井は、所ジョージが手がけた「お返事は、まだ」を少しはにかみながらキュートに歌唱。光石は、奈緒が「ずっと挙動不審でした」と暴露されるほど緊張しながら、所が手がけた「ミツケンサンバ」を熱唱、歌い終えると晴れやかな顔で「やり切った感がある」と満足した様子だった。奈緒と木梨は、ドラマで流れた心温まるデュエット曲「ふたりで」を唱和。奈緒が「歌が苦手だったけど、いろいろと教えていただき、歌って楽しいなと思えるようになりました」と、本当の親子のようなエピソードを明かしていた。
アンコールでは、出演者が再度ステージに大集結。思い思いに楽しみながら歌い、踊っているピースフルな光景は、コラボアートの無限の可能性を予感させてくれた。
会を締めくくる、バラエティ番組でお馴染みのパイバズーカによるアートでは、「いい年して、こういうことやっていこうよ」と笑いながら、木梨は嫌がる光石の手を引いて壇上へ。「白(い服を)を着てこいって、こういうことだったの?」と戸惑いながらも、そこはやはりプロの役者だ。最後は、覚悟を決め鮮やかにアートの一部と化した。木梨がピースを掲げる腕はどこかとても誇らしげで、2日間の充実ぶりを如実に物語っていた。
ここでは書ききれない素晴らしい歌やアートとのコラボレーションがまだまだたくさんある、充実の2日間。ぜひ、見たことがないような楽しくて新しくてハッピーな新体験を映像で目の当たりにしていただきたいものだ。
★番組情報★
「木に梨はなる 真夏の大収穫祭2024 ~みんなのアートミュージック~」
放送・配信日:10/12(土)午後7:00
出演:木梨憲武
MC:カンニング竹山
DAY1ゲスト:荻野目洋子、私立恵比寿中学、カミナリ、城彰二、松崎しげる、所ジョージ、
ISSA&KIMI(DA PUMP)
DAY2ゲスト:新浜レオン、LIL LEAGUE、大久保嘉人、福田正博、宇崎竜童、長州力、奈緒、
光石研、筒井真理子
両日ゲスト:SPLASH FIVE、Miyu、やまなみ工房、オラキオ、クロちゃん、コカドケンタロウ、
Super LiBLAZE、ヒロミ、M++DANCERS (イベント出演順)
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/detail/201191
★関連番組★
「木に梨はなる~みんなのアート~」
WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信中:https://wod.wowow.co.jp/program/195871
番組公式X:https://twitter.com/kininashihanaru
ⒸWOWOW 撮影:杉田裕一