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WBC米大陸スーパー・ウェルター級タイトルマッチ ジョシュア・ケビン・アントン対フレイディス・ロハス

191㎝のアントン vs 188㎝のロハス
長身サウスポー同士が対戦

 WBC世界スーパー・ウェルター級16位にランクされるWBC米大陸王者のジョシュア・ケビン・アントン(28=アメリカ)が、元世界ランカーのフレイディス・ロハス(28=アメリカ)を迎えて2度目の防衛戦に臨む。69.8㎏が体重上限のスーパー・ウェルター級にあってアントンが191㎝、ロハスが188㎝と両者とも超がつくほどの長身で、さらにサウスポーという点まで同じだ。世界先陣争いとしても注目したいカードといえる。

打ち下ろしの左ストレートに威力のアントン

 アントンは2019年5月にプロデビューし、いきなり8連続KO勝ちをマーク。6回判定勝ちを挟み、再び4連続KO勝ちを収めて注目度を上げた。直近の3試合では元WBC中米王者のイサイアス・ルセロ(メキシコ)、元世界ランカーのクドラティーロ・アブドカホロフ(ウズベキスタン)、元世界ランカーのウラディミール・エルナンデス(メキシコ)を下している。
 長身サウスポーというと身長197㎝のWBC同級王者、セバスチャン・フンドラ(アメリカ)が真っ先に思い浮かぶが、アントンの戦い方も似たところがある。斜に構えた状態から打ち下ろしの左ストレート、腕を折り畳んだ右フック、相手が踏み込んできたときはアッパーで迎え撃つ。スピード感には欠けるがフンドラと同じように手数が多いため相手は後手にまわってしまうケースが多い。ただし、打たれた場合の耐久力に関しては疑問符がつく。戦績は14戦全勝(12KO)。

右ジャブが生命線のロハス

 ロハスはアマチュアで世界ユース選手権出場、全米選手権優勝など輝かしい実績を残し、2021年1月にプロ転向。こちらも初陣から11連続KO勝ちを収めたが、その後は4連続判定勝ちに留まっている。このなかにはWBO中南米王座を獲得した試合も含まれる。ただし、直近の試合となる今年4月のダミアン・ソーサ(メキシコ)戦では元世界ランカーに10回判定負けを喫しており、今回が再起戦となる。
 こちらも長身サウスポーだが、攻撃型のアントンよりも慎重なタイプで、ロングレンジから右ジャブを突いて相手と距離をとって戦うことが多い。アウトボクシングが基本の選手といっていいだろう。
 戦績は16戦15勝(11KO)1敗。

主導権争いを経て勝負は終盤か

 似たような体型の選手同士の組み合わせということで、序盤は互いに距離を計りながら牽制し合うことが予想される。中盤に差し掛かるころには攻撃力で勝ると思われるアントンが左ストレートを狙い、ロハスがカウンターで応戦する展開になるかもしれない。一発で勝負が決する可能性もあるが、ともに決め手を欠いた場合は競ったまま終盤を迎えることになるのではないだろうか。

<スーパー・ウェルタートップ戦線の現状>


WBA:ジャロン・エニス(アメリカ)
WBC:セバスチャン・フンドラ(アメリカ) 
暫定 :バージル・オルティス(アメリカ)  
IBF   :ジョシュ・ケリー(イギリス)
WBO:ジャロン・エニス(アメリカ)

 最も高い評価を得ているのはWBAとWBOの2本のベルトを持つジャロン・エニス(アメリカ)だが、マネージメントとプロモーターに問題があるのか大きな試合に恵まれない状態が続いている。やっと今年6月にWBO王者だったザンダー・ザヤス(プエルトリコ)との統一戦が決行され7回TKOで圧勝。不用意に被弾して珍しく慌てるシーンはあったもののレベルの違いを見せつけた。WBC暫定王者のバージル・オルティス(アメリカ)との対戦が期待されるが、決まりかけては壊れるという流れが繰り返されている。エニスが29歳、オルティスも28歳、互いにピークを過ぎる前に対戦が実現してほしいものだ。
 身長197㎝、リーチ203㎝という規格外の体格の持ち主、WBC王者のセバスチャン・フンドラ(アメリカ)は、ティム・チュー(オーストラリア)に2勝したほか今年3月には2階級制覇を狙ったキース・サーマン(アメリカ)にも6回TKOで圧勝して評価を上げている。V4戦ではWBC1位のサウスポー、エルマル・ハドリビアリ(アルバニア/アメリカ)の挑戦を受けることになっている。
 今年1月、バカラン・ムルタザリエフ(ロシア)を破って王座を獲得したIBF王者のジョシュ・ケリー(イギリス)は7月に初防衛も果たし、エニスやフンドラとの統一戦に意欲をみせている。そのケリーへの挑戦権をかけてニキータ・チュー(オーストラリア)とベン・マホニー(オーストラリア)が8月に拳を交えたが、ドローという結果に終わっている。
 今後、エニスを脅かす選手が出てくるのかという点がこの階級の焦点になりそうだが、現時点では有望株は見当たらない。ザヤスやムルタザリエフらの巻き返しに期待したい。

◆[WOWOW エキサイトマッチ 放送・配信情報]◆


エキサイトマッチ~世界プロボクシング
WBC米大陸S・ウェルター級タイトルマッチ
ジョシュア・ケビン・アントン vs フレイディス・ロハス

10/17(土)午前9:00頃~ 先行ライブ配信 WOD
10/19(月)午後9:00 WOWOWライブWOD


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