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WBC世界ブリッジャー級タイトルマッチ ケビン・レリーナ対リヤド・メルウィー

(写真左より)ケビン・レリーナ、リヤド・メルウィー

返り討ちのV2か 雪辱の戴冠か
挑戦者の地元で再戦

 WBCが独自に認定しているブリッジャー級の世界王者、ケビン・レリーナ(34=南アフリカ)が、元WBA世界クルーザー級王者のリヤド・メルウィー(33=コートジボワール/ベルギー)を相手に2度目の防衛戦に臨む。両者は3年前、レリーナのホーム、南アフリカのケンプトンパークで拳を交え、118対110、116対112、115対113の3-0でレリーナが12回判定勝ちを収めている。今回の再戦は舞台をメルウィーのホーム、ベルギーに移して行われる。

逆転TKO負けでヘビー級王座奪取を逃したレリーナ

 サウスポーのレリーナは右ジャブを攻防の起点にして戦うサウスポーのボクサーファイター型で、中間距離でのやりとりを得意としている。43パーセントのKO率が示すようにパワーが売りの選手ではなく、常にディフェンスも意識しながら戦うタイプといえる。身長185㎝、リーチ188㎝、体重は200ポンド(約90.7㎏)~230ポンド(約104.3㎏)で、クルーザー級のなかでは大きい方だが、ヘビー級にしては小さいという体格だ。
 WBCがブリッジャー級を新設する前は両階級にまたがって活動し、ダニエル・デュボア(イギリス)の持つWBA世界ヘビー級王座に挑んだここともある。この試合では初回に3度のダウンを奪いながら逆転の3回TKO負けを喫している。メルウィーとの初戦はその再起戦として行われたものだ。2023年11月にWBC暫定世界ブリッジャー級王座を獲得。のちに正王者に昇格しているが、その後もブリッジャー級とヘビー級を行ったり来たりしている。戦績は35戦31勝(15KO)4敗。

リベンジと2階級制覇を狙うメルウィー

 身長181㎝のメルウィーも2013年のプロデビュー時からクルーザー級をベースに戦ってきた選手だ。2019年10月にWBA暫定世界クルーザー級王座を獲得(のちに正王者に昇格)したが、ブリッジャー級ができたタイミングで新設階級に移った。
 その後、レリーナと同様、メルウィーもブリッジャー級とヘビー級を行ったり来たりしている。2016年リオデジャネイロ五輪スーパー・ヘビー級金メダリストのトニー・ヨカ(フランス)に10回判定勝ちの殊勲を挙げた一方、ジャレド・アンダーソン(アメリカ)には完敗(10回判定負け)と、やはり最重量級の壁に泣かされてきた印象は拭えない。
 戦績は38戦35勝(29KO)3敗。KO率は76パーセントを超す。中近距離での戦いを好むパンチャー型で、スピードに乗った右は破壊力がある。

総合力は互角 メルウィーに地の利

 3年ぶりの再戦は舞台をベルギーに移して行われる。カギのひとつはここにあるといっていいだろう。総合力に差がないだけにメルウィーとしては地の利を生かしたいところだ。初戦ではレリーナの防御を崩せなかったが、今回はより積極的に攻めてジャッジに好印象を与えたい。右強打が決まればKOによる雪辱、2階級制覇も夢ではない。守る立場のレリーナはサウスポーから繰り出す右ジャブで突き放し、そのうえで守るところは守ってポイントを稼ぎたい。10対7でレリーナ有利というオッズが出ているように、今回も接戦になりそうだ。

スーパー・ライト級12回戦

アダム・アジム対スティーブ・クラゲット

 スーパー・ライト級でWBO4位、IBF7位、WBC9位にランクされる14戦全勝(11KO)のアダム・アジム(24=イギリス)が、世界挑戦経験者のスティーブ・クラゲット(36=カナダ)と対戦。新鋭対ベテランという組み合わせになった。
 アジムは欧州ジュニア選手権で優勝するなどアマチュアを経て2020年12月に6回判定勝ちでプロデビュー。以後、欧州王座、マイナー団体IBOスーパー・ライト級王座、そして直近の試合(2025年11月)ではWBOインターコンチネンタル王座を獲得している。順調に成長を続けているといっていいだろう。178㎝の恵まれた体から速い左ジャブを突いて煽り、中長距離から右ストレート、距離が縮まれば左ボディブローや左右アッパーとパンチは多彩で強い。目下5連続KO勝ちと成長速度を増している印象だ。ニックネームは「The Assassin(暗殺者)」。
 対照的にクラゲットは18年のプロキャリアで50戦を経験しているベテランで、現在はWBC22位にランクされている。ルーキー時代から勝負どころで痛い敗北を喫することが多く、なかなか大きなチャンスをつかむことができないまま30代半ばを迎えたが、2年前、当時WBO世界スーパー・ライト級王者であったテオフィモ・ロペス(アメリカ)に挑戦。判定まで粘りはしたものの大差をつけられて敗れた。その後は2連続TKO勝ちを収めている。ガードを固めて前進し、しぶとく接近戦を仕掛けていく攻撃型だが、一発のパンチの破壊力には欠ける。ニックネームは「The Dragon」。戦績は50戦40勝(28KO)8敗2分。敗北は多いが、KO負けは15年前の一度だけだ。
 24歳の新鋭vs世界戦の経験を持つ36歳のベテランという分かりやすい構図だ。オッズは8対1、アジム有利と出ている。「The Assassin」が「The Dragon」を仕留めそうだ。

◆[WOWOW エキサイトマッチ 放送・配信情報]◆


エキサイトマッチ~世界プロボクシング
WBC世界ブリッジャー級タイトルマッチ
ケビン・レリーナ vs リヤド・メルウィー

S・ライト級12回戦
アダム・アジム vs スティーブ・クラゲット

8/3(月)午後9:00 WOWOWライブWOD


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